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復刻盤DVDから当時の撮影環境を推察 [試聴]

弊社terapro@DIRECTで扱っているメーカーの復刻盤、鉄道DVD商品を試聴してみました。何れも前方の映像を基本、始発駅から終着まで収録、ジャンルでは展望映像、展望ビデオと呼ばれています。過去にVHSで発売されていたタイトルですが、税込1800円で5品が再登場。今月21日にリリースされた品です。
さて、内容や仕様については、そちらを見て頂くとして、興味はこれらが収録された当時の環境にあります。撮影は昭和がら平成に元号が変わった1988から89年。ホームビデオ規格のVHS、βはともかく、ロケ先で長時間を撮影出来る放送フォーマットといえば、実質、オープンリールの1インチVTRしか普及していない時代で、本作ではこれを用いて収録しています。
可搬型では↓BVH-500という機種が存在していまして、主にTVドラマなどで使われていましたが、恐らくは、これを持ち込んで撮影した筈。電力消費は大食いの上、リチウムイオンバッテリなどある訳もなく、連続運転のために相当数の予備バッテリと人員を用意したことでしょう。途切れが許されない撮影ですから収録時間によっては、更に2台のVTRの大所帯で挑んだこともあるに違いありません。
http://www.youtube.com/watch?v=n7xzOeXPk1o
http://www.nhk.or.jp/museum/book/kiki100sen06.html

写真トップの「会津鉄道」では、撮影中、光線加減でガラスに機材が映り込み、カメラの三脚が木製であることが時代を感じさせます。反射に気づいたスタッフが黒布を被せようとする様まで収録されてしまっていますが、うまく行かず失敗。
車窓に行き交う人や車、別の列車も一昔の姿が映りますが、画質も良く、制作時の苦労が見て取れる味作品でした。

DSC00407.JPG

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