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P2HD スパンボリューム素材の取扱 その1 [映像編集]

先日、P2機器で収録した素材を間違った方法で、編集してしまった例を掲載しましたが、正しい方法?を改めて紹介して行きたいと思います。ウチでも、たまにしか使わない手順なので記事は備忘録を兼ねています。
http://tera-pro.blog.so-net.ne.jp/2012-11-12
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P2機器で長時間ノーカットの収録を行うようなケースでは当然ながらカード容量を超えてしまいます。スロットに2枚目のカードが挿してあれば、1枚目が一杯になったところで自動的に切り替わって記録され、以降、動作していないスロット側のカードを新しいものと差換えていくことで、バッテリが持つ限り、何時間でも記録が出来ます。
カードには取扱い上、シームレスに繋がる1つのクリップとしてスパンボリューム(跨ぎクリップ)が形成されます。このような収録例は演奏会とかコンサート、ウチでたまに撮影する車窓映像などで生じることでしょう。

問題は撮影後の扱いです。このような収録では、素材が跨がったカード全数が入るスロットを持った機器でないとボリュームとしては認識しません。FCP7でカードを1枚おきに切り出そうとしても、写真のように分割されたバラバラのクリップとして素材が読み込まれてしまいます。(P2では万が一の機器トラブルで消失しても一部で済むよう、内部でこのように記録されてるようです。)
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多くの製品ではスロットが2つ。2枚までの収録で完結していれば、接続したPCからボリュームとして認識出来るんですが、カードが3枚や4枚にも跨がった場合ではどうすれば良いのでしょうか・・。

通常であれば、
1、スロットが沢山ついていた時代のP2カムコーダーを持っていれば、リーダーとしてPCと直結転送。
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2、専用リーダーを買うか(30万超)、プロ機材のレンタル屋さんで借りて来てくる。
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メーカーのQ&Aにも、「スロットの足りない機器では再生出来ません」的な回答もあって、大抵の方やプロダクションでは、どちらかの方法をとられていることでしょう。また、コンセプト通りにノンリニアとの併用で、短時間のワークフローで作業を実現するという意味では、これらの機器との併用がメーカーの想定している使い方でもあると思います。
http://eww.pass.panasonic.co.jp/pro-av/support/content/faq/JP/p2_faq_jp.htm

しかし、そのような機器を用意せずに、スパンボリュームを切り出す方法があります。 (続く)
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