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晴々詐欺とV字形寒気 [お天気・気象]

京都は殆ど黒雲[曇り]の曇天です。日照模様もサイトをみたら案の定。通称Vの字形寒気と勝手に呼んでいますが、夏前や秋口、冬に時々見られる現象です。ウチの周辺には、こんな日に穏やかな[晴れ]予報を出した気象台、予報士に皮肉をこめて晴々詐欺と呼んでいる人も居ますが。(笑)
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こいつの正体は若狭湾からやってくる雲です。昼前になると日本海で暖まって発生し、京都や滋賀、奈良北部まで舌を出すかのように覆います。列島が福井県の敦賀付近でくびれる形で日本海側の雲が集まりやすいことに加えて、関東や東海地方のように途中、プロックしてくれる高い山がないので、まんま押し寄せて来ます。入りこんだ雲は、紀伊山地で南下を止められて、夕方、自然に昇華して消滅というのが何時ものパターン。この時期は雨粒を伴う時もあって、朝は青空でも、うっかり布団を干して外出なんか出来ません。今日のように日本海側の金沢、鳥取が晴天なのに、こちらは曇り。何で??といことも良くあります。
これから更に寒くなると雪雲も、この流れでやって来て、荒天時は鈴鹿や伊吹山系からはみ出した雲が四日市や名古屋に雪を降らせます。毎冬、名神高速が米原あたりで通行止めになったり、新幹線ダイヤが遅延する原因にもなりますね。
外でバリ晴れカットを撮ってなんぼの撮影カメラマンにとって天気は癖モノ。[晴れ]予報が出ていてもアテにならないケースもあるんで、制作者には自分なりの判断が出来るような知識も必須です。
スクリーンショット(2012-12-27 14.17.49).jpg

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