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デジタル時代の落とし穴 [映像編集]

現有で使っている外部出力デバイス2機種。どちらも同一メーカー品ですが、もちろん入出力や解像度の対応、価格には明確な差があります。映像がデジタルになって画質的には機器の差がなくなったとは良く言われますが、果たしてそうでしょうか。

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左側の機器で映像をモニタした例。モニタ内蔵の測定器で見れば100%の明るさを超える領域がスパッとカットされてしまう仕様らしいです。カードのデジタル出力はHDMIしかないので本格的な単体測定器では却って直接、波形情報を見ることができません。簡易的な表示機能とはいえ、これは対応の業務用モニタがないと知る方法がないですね。
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こちらは高い方の右側機器の場合。スーパーホワイトとも呼ばれますが、100%の明るさを超えた部分まで濃淡の信号があることが判ります。画面写真では接写したカメラが補正してしまうので差は見えませんが、比べれてみれば空に浮かぶ雲の輪郭、模様がベタっと潰れていたことが明確でした。
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モニタ用途だけでなく、収録機器でこれらの出力を記録する場合もありますが、失われた階調情報は後段階でどう調整しようが元に戻せなくなります。今回は先日の補正作業中に、たまたま気づいた次第ですが気を付けたいですね。

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