編集ソフトFCP7の落とし穴1 [落とし穴]
もう他でも使っている方は少ないと思いますが、当方でも枯れてしまったAppleのプロ向け編集ソフト、Final Cut Pro7から脱却して2年が経過。しかしながら、先日、取ってあったバックアップからマスタファイルを書き出すのに必要となり、同ソフトがインストールされたPCを借りて久々作業を行いました。
ところで、このFCP7。例えばクリップをFI、FOさせるのに2通りの方法があります。本来、こちらが正しい使い方と思われますが、一つはクリップ端にディゾルブを適用する方法。
そして、こちらは邪道な使い方と思われる明るさを徐々に下げていく指定をする方法。
どちらも潜りきった後、のり代として5フレームの黒画面を足しています。
結果は同じはずなんですが、見比べると黒の潜り方への滑らかさが両方で異なります。テロップや静止画への適用では現象が見られないので、おそらく、動画クリップだけは中でのフィールド処理が違うのでしょう。レンダリングを終わらせても、後者のは何かパラパラとしたような品のない潜り方になってしまいます。
先日の作業では元の映像が、こちらで処理されているのが途中で分かって中断。修正と2時間を超える長尺作のBlu-rayエンコードのやり直しで、無駄な1日を消費してしまいました。PCディスプレイだけで編集している分には、違いはわからないのでタチが悪い現象です。