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Fマウントアダプタ改良その後 [SONY PMW-F55]

F55のFZマウントとNikonのFマウントを仲介するKipon社アダプタの板バネ交換を行いました。リング形状のシムを兼ねている銅製の部品が、それでして、内周側のツメがレンズ側のフランジとの間に噛み込まれながらマウント時の隙間を無くす役わりを担っています。購入時は、ここの押さえが弱すぎて、遊びというよりガタが生じる状態でしたので、これまで、別のアダプタから外した部品を二重に重ねていました。
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この部品の厚みはたった0.2mmなのですが、精度のシビアなレンズにとっては、僅かな数値でも影響が出て参ります。ガタは解決出来ましたが、今度は映像の焦点を結ぶ位置が本来より部品の厚み分、移動する事により、ズームの望遠端付近ではピントリングを操作しても、合焦を確認しづらいという別問題が生じ、機材導入以来の課題となっていました。
今回、その解消策として、ずっと高精度、高品質であろう、Nikon写真機ボディ本体から同個所にあたるバネ部品移植を目論んでみました。
もちろん、そのままでは取り付けが出来ないので、マウント本体に多少の加工を施しています。
次は、さらにマウント面となるレンズと直に接するリングも、純正部品に付け替えて、写真機ボディ並みのスムーズな脱着を実現できないか模索中です。

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